ゲゼルマネー経済学入門~ゲゼルマネーを導入して、好景気にしよう

ゲゼルマネー経済学入門

ゲゼルマネーを導入して、好景気にしよう

貨幣回転率

ドーマーの定理の証明(6):貨幣数量説に基づく国債残高の収束性

ドーマーの定理の一連の記事を書くきっかけは、「インフレ率が上がるまでは、国債発行しても構わない」という反緊縮派の主張にあります。もしかしたら、このインフレ制約があると、ドーマーの定理の条件を満たすのではないかという疑問があり、記事を書き始…

財政ファイナンス時のインフレシミュレーション

現在、日本では、異次元緩和という名のもとに日銀による国債引き受け、つまり、実質的な財政ファイナンスが行われています。財政ファイナンスを行うと、ハイパーインフレになると言われますが、そのメカニズムはどのようなものでしょうか? 今回の記事では、…

日本における貨幣回転率とその変化率

フィッシャーの交換方程式の貨幣回転率(貨幣流通速度)は、一定と仮定されることが多いですが、実際には変動しており、無視することはできません。特に貨幣回転率の低下はデフレ圧力となるため、デフレ問題を考える場合には重要です。 今回は、日本における…

【コラム】株式水準の決定方程式と気体の状態方程式

二つの方程式が並んだ、変なタイトルです。変なこと考えてます。 株式水準の決定方程式を見て、ふと気体の状態方程式を思い浮かべました。株価Pと気体の状態方程式の圧力pが似ているな、と。株取引の動きは、さながら気体の分子運動と私には見えてきました(…

フィッシャーの交換方程式の観点からのゲゼルマネーの理解

時間と共に価値が減っていくお金がゲゼルマネーです。持っていると価値が下がるので、直ぐに使いたくなります。このため、貨幣回転率が高くなります。 貨幣回転率が高いというゲゼルマネーの特徴を、フィッシャーの交換方程式の観点から見ると、どのように理…

ゲゼルマネーの貨幣回転率 (キームガウアーの例)

1. お金の回転率 回転率は、資本や設備などが、どれほどの売上や顧客数になっているかを計測するための指標です。資本回転率・客席回転率・客室回転率という言葉をよく聞くと思います。 お金についても回転率(貨幣回転率、あるいは、貨幣流通速度)を計算す…